屋根カバー工法

屋根カバー工法のメリット・デメリット

2018年04月16日 10時54分

屋根カバー工法のいいところ

屋根カバー工法には、いくつかの魅力的なメリットがあります。
 
工期が短くて済む
工期のところでも触れましたが、屋根カバー工法一番のいいところ(メリット)は、葺き替えと比較すると、短い工期で作業を終えられることでしょう。そもそも、工期短縮もカバー工法の目的のひとつですので、当然のメリットです。従来の屋根材に被せる形で新しい屋根材を貼っていくというやり方は、時間を節約する上でたいへん効果があります。
 
人件費の節約になる
屋根カバー工法では、工期が短くなることで様々なメリットがあります。工期が短いと言うことは、作業に従事する職人さんの拘束時間が、全面的な葺き替えを行うよりも短くなるということです。すなわち、人件費を節約することにつながります。
 
日常生活への影響が小さい
屋根カバー工法では、取り外す必要がある屋根のパーツが少ないため、ほとんど日常生活に影響を与えることはありません。屋根の中心となる棟板金は取り外す必要がありますが、他のパーツはほぼそのままです。足場を組む場合は、家への出入りが少し面倒になりますが、それでも工期が短いため、すぐに元の生活に戻れることは大きなメリットと言えます。
 
環境にやさしい
屋根カバー工法では、従来の屋根材を下ろすことがありませんので、多くの廃棄物が出ることがありません。そのため、基本的には環境に優しい、エコな工法だと言えます。
 

屋根カバー工法のデメリット

屋根カバー工法にもデメリットがあります。また、この工法自体を使えないケースもあります。
 
屋根が重くなる
屋根カバー工法は、古い屋根材を撤去しないで、その上から新しい屋根材を貼り付けていきます。これは環境に優しい反面、屋根の重量増加を招くことになります。一概には言えませんが、屋根の重量が重くなると、建物の耐震性能に影響を与える可能性が大きくなります。ガルバリウム鋼板のような、軽い金属の屋根材を使用することで、重量増加を抑えることは可能です。
 
屋根カバー工法に適さない屋根材もある
屋根カバー工法では、従来の屋根材の上に新しい屋根材をのせていきます。従来の屋根材がスレートや金属の場合は、カバー工法に適していますが、「上にのせていく」という工法の特性上、瓦のようにカバー工法が適さない屋根材もあります。これは「不可能」ということではなく、メンテナンスや工事の費用という面で、他の工法にメリットがあるということになります。
 
屋根の下地が傷んでいるとカバー工法はできない
カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せていくため、下地となる屋根の状態が良くない場合、下地の補修を行ってから工法を行う必要があります。補修を行わずに新しい屋根材を貼ってしまうと、後々大きな問題が発生した際に、二重に貼り付けた屋根材を剥がす必要が生じ、よけいな出費となってしまいます。